【広島名物】呉・東広島の地酒4選。瀬戸内料理や地酒を堪能出来る居酒屋もご紹介
皆さんこんにちは、泣き虫テトです。
唐突ですが、お酒が飲みたいです!欲を言えば日本酒が飲みたいです!
皆さんは広島の地酒をどの位ご存知でしょうか?
今回は日本酒の製造にこだわり抜いた広島産の日本酒を4銘柄紹介したいと思います。
また、広島産の美味を楽しめる居酒屋も一緒にご紹介。
広島の地酒を紹介
雨後の月(うごのつき)
こちらは知っている方もいるのではないでしょうか。かなり有名な地酒です。
呉市仁方にある相原酒造さんで製造されている清酒です。明治8年から創業されていて今も尚、広島を代表するお酒を造り続けています。
雨後の月という名前の由来ですが、小説家・徳富蘆花の「自然と人生」の短編題より、二代目・相原格が命名したといわれています。
「雨あがりの空に、冴え冴えと光輝く月が周りを明るく照らす」そのような澄みきって美しい酒を醸したいと、蔵人が目標に掲げている名前だそうです。素敵ですね。
私も以前の会社の飲み会で飲ませてもらいましたが、素人ながら美味しいと素直に感じる品でした。
よく言われるのが、酸味はそんなになくどちらかというと甘味を感じる。しかしくどい訳ではなくスッキリとしていて飲みやすい。主張しすぎず食事の邪魔をしないので、どんどん飲みすすめてしまうという。裏切らない美味しさが常にある。
雨後の月で造られたにごり梅酒も存在します。日本酒は飲めないけど梅酒なら飲める方は是非この機会にどうでしょうか。リピーターも多いみたいなのできっとご満足いただけると思います。
亀齢(きれい)
こちらは亀齢酒造さんより製造販売されている清酒です。
「酒は百薬の長」それを口にして、亀のごとく長く生きる。
という意味合いから亀齢という名がつけられたという。とても縁起の良い名前を、お酒を通じて全国に広く知らしめています。
1868年創業で、広島屈指の酒処である東広島市は西条に蔵を構える亀齢酒造さん。大正6年の全国新酒鑑評会にて、「月桂冠」「賀茂鶴」とともに、日本初の名誉賞を受賞した歴史があります。
広島のお酒は甘口が多い印象ですが、亀齢の中でも「辛口純米八拾」が人気です。歴代からキレの良さとスッキリとした辛口を貫いているそうで、なんとも渋いかっこよさを感じます。
精米歩合80%で仕込む純米酒で、使用するお米にもこだわりがあり、広島でも有名な「中生新千本」が使われています。
冷でも燗でもどちらでも大変人気のお酒です。キレのある辛口ですが人によって感想が様々な印象です。とても辛いと感じる方や、口当たりは程よい甘さもありつつ後味に辛さが残るなど、飲み手を選ぶかもしれません。
ですが最終的に皆、口を揃えて「美味しい」という言葉に行き着くのはさすがはといった感じですね。値段もお高くないので、普段飲みにいかがでしょうか。
賀茂金秀(かもきんしゅう)
東広島市黒瀬町にある金光酒造合資会社さんで製造されている賀茂金秀。
1880年創業当初は、「桜吹雪」をメインブランドとして売り出していました。しかし時代の流れにより厳しい時代も経験し、2003年に手造りを社員蔵人にて行い、新ブランドである「賀茂金秀」を全国に広めるといったストーリーがあります。
原料に使用しているお米の80%は広島産のお米で、「八反錦」は多くの商品に使用されています。八反錦は広島を代表する酒米です。
全国新酒鑑評会では平成14酒造年度より入賞を続けており、それ以来11回も金賞を受賞しています。
賀茂金秀には種類が沢山ありますが、中でも純米大吟醸35は高品質な酒米を使用しておりまさにプレミアムなお酒。値段もプレミアムなのでお祝いの席でいかがでしょう。
一般的に親しまれ飲まれているのは純米吟醸雄町か特別純米でしょうか。甘みがほのかにあり酸味もあるフルーティな味わい。口当たりは軽やかで、微発泡といいますかガス感があり美味しいです。
宝剣(ほうけん)
創業明治4年、こちらも呉市仁方に本社を構える宝剣酒造さん。パッケージにも書いてある通り、超辛口のお酒になります。
宝剣とは、蔵内に沸く、野呂山を伏流して自然濾過された水「宝剣名水」から造られているお酒という由来で付けられました。宝剣名水は、酒造りの仕込み水として最も適した水とまで言われているまさに名水です。
こちらの原料も広島県産のお米「八反錦」を使用しており、一切の妥協を許さない納得の出来るお酒を製造しています。
超辛口とうたっているが、安いお酒の辛口とは訳が違います。名水のマイルドな舌触りが辛口に奥行を出し飲み込んだ後は軽やかにスッキリとした味わい。確かに辛口ではあるが、食事と一緒に飲むにはこれくらいが丁度良いのかもしれません。
オーナーである、土井鉄也氏は「全国利き酒選手権」にて20代の若さで優勝するほどの実力の持ち主。「広島に宝剣あり。土井鉄也あり」とまで言わせた実力が、歴史ある宝剣の味を守り更なる品質向上・進化に欠かせない存在であることは間違いないでしょう。
それぞれ特徴が違って美味しそう。今は通販もできるから広島まで行かなくても飲めるのがいいね!
広島の美味が集う居酒屋
通販でどこにいても買えるとは言え、居酒屋で広島名物と一緒に飲む方が格別というのは言わずもがな。そこで広島で飲むならここでしょというお店を紹介します。
私の主観も含めていますので知らないお店も勿論あります。ここがオススメだよってところがあれば是非教えてください。
雑草庵 安芸
安芸という名前の通り、瀬戸内料理が楽しめる広島純米酒専門店です。
ちなみに東京の池袋にも「雑草庵 池袋」というお店があります。そちらでも瀬戸内料理が楽しめるので広島まで行けないよって方も東京で味わえるところがいいですね。
こちらのお店は、なんといっても日本酒の種類が豊富で、お酒の知識も色々教えてくれます。それに加えて料理も広島の物を使っていてどれも美味しくいただきました。
こいわし料理や、地あなご、瀬戸もみじ豚などとことん瀬戸内を味わいながら、広島県産の地酒で一杯飲むなんてとても贅沢じゃないでしょうか。
ランチもやっていて、丼や定食も種類が豊富です。仕事の合間のお昼休憩で行くと、どれも美味しそうで迷って時間が無くなっちゃいそうですね。
さて飲んだ後のシメは名物「鯛そうめん」でいかがでしょう。
私は鯛そうめんをいただく頃には結構お腹一杯だったのでペースを考えて注文すれば良かったです。それくらいどれも美味しくて次々注文しちゃうって事です。
飯も旨い酒も旨いで大変満足でした。お近くへ来た際は是非。
住所 | 〒730-0034 広島県広島市中区新天地1-28 おぺらはうす1F |
営業時間 | ランチ 11:30-14:00 ディナー 18:00-23:00 |
電話番号 | 082-249-2293 |
まとめ
今回は広島県産の地酒を4銘柄紹介させていただきました。この4銘柄は呉市と東広島市に集中してしまいましたが、他にも竹原や廿日市などまだまだあるので、またの機会に紹介できればと思います。
このような記事を書いていたら本気で飲みたくなり近くのスーパーへ買いに行ってました。普通のスーパーですから、お酒の品揃えはそこまで良くないので紹介したものは見つかりませんでしたが、亀齢酒造さんのお酒に出会いました。
白とピンクのデザインで春っぽさが出ていて可愛いですね。
早速いただきましたところ、亀齢と言えば辛口で有名でしたがこちらはとても甘みがあって飲みやすかったです。最後は少し亀齢特有の辛味がほのかに感じるようで美味しくいただきました。
広島に遊びに来た際は是非、「広島産の旨いもん食べていきんさいね!まっちょるけん!」
それでは皆さん良い一日を!