ジムは行きたくない!日常で稼げるカロリー消費法【カジュアルダイエット】
気軽にダイエットを始めたいと思っている方は「ジムに行きましょう!」とか「筋トレが一番の近道です!」とか言われてもとてもハードルが高く感じますよね。
それができる人はそもそも気軽になんかやってません。自分で目標を立ててジムや自宅でトレーニングができる人です。
そうではなく少し痩せたいな位のカジュアルダイエットを望む方は大勢いると思います。そういった方に日常の中で筋肉を意識してカロリーの消費を増やす方法を解説します。
ダイエットの基礎知識
ダイエットとは「体重が減る」ということだと思われがちですが、本来は体脂肪が多すぎず少なすぎず健康的な体にすることが目的です。
体脂肪が体になぜつくのかと言うと、飢餓から生命を守るために必要だからです。もし体脂肪という存在がなければ我々の祖先は飢えで絶滅していたかもしれません。
なので全く体脂肪が無い体が健康的かというと実はそうでもなかったりします。多すぎるのは生活習慣病や肥満の原因にもなりますからいけないことなのは周知されていますが少な過ぎが良くないことはあまり知られていないことではないでしょうか。
diet(ダイエット)とは日本では痩せることや減量などという意味で使われていますが、直訳すると「食生活」や「食習慣」という意味になります。つまりはダイエットをする=食生活を見直すことで成立するほど実はハードルが低い物です。
ですが昨今無理なダイエットや誤情報が蔓延しており正しいダイエットができていないどころか体を危険な状態まで追い込む方がいます。競技者が大会前にやむを得ずしていますが彼らはプロであり覚悟を持ってやっています。非常に危ないので一般の方は真似しないようにしましょう。
少し話がそれましたが、ダイエットの基本は食生活を見直して摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくすることが基本です。カロリー計算についての記事はこちらに書いてありますので参考にしてみてください。
極端な話、食べなきゃいいの?
実はそういう訳ではありません。
面白い研究結果があって、【摂取2000kcalで消費2500kcal】のグループと【摂取3000kcalで消費3500kcal】のグループで比較しました。両グループとも同じ-500kcalの差ですが後者の方が体脂肪の減少率が良かったとか。
つまりはよく食べてよく動く方が痩せやすい体になるということです。とは言ってもいきなりそんなに運動をしろと言われても難しいですよね。
なので今の食生活の状態を少しだけ改善して、日常の行動を少しだけ変えて行くことから始めてみませんか?
いきなり無理なことを始めても、スタートは意気込んでいいかもしれませんが、必ずどこかでやる気を失います。なので気軽に始められる事を始めて気が向いたらそこから更にブラッシュアップを重ねていき自分流の生活習慣を身につけましょう。
これを私は勝手にカジュアルダイエットと呼んでいます。
極端な食事制限はイヤ!カジュアルダイエットの食事
減量食というと想像するのがやはり、鶏肉+ブロッコリーでしょうか。実際ボディビルダーでもそんな方滅多にいませんよ。
気軽に始めるのがカジュアルダイエットの本質ですから、例えば普段お弁当を持参している人なら唐揚げを控え焼き魚にしたり、コンビニで買う人ならカロリー表記がありますからそこをしっかり見て買うところからはじめましょう。
どんな食材がよくて何がいけないのかわからない人はとりあえず油物は控える位で覚えておきましょう。調理も油でするのではなく、茹でたり蒸したりしてやってみるのもいいと思います。
コンビニでどんな物を買えばいいかはこちらに記事がありますので参考にしてみてください。
極端な沼にハマらないように注意
ちゃんとやっているのに痩せないと思わないことが大切です。そもそもカジュアルダイエットは楽ですが即効性は皆無です。
これの危険なところはやっているのに痩せられない!もっと食べないようにしよう!としてしまうことです。こうなると沼にハマったような感じになってしまい負の連鎖が止まりません。
カジュアルダイエットの本質は、減量するという意識を脳に植え付ける行為に過ぎません。そこから本格化していき自分流に色々アレンジをしていくもので、このダイエット法自体に効果はほとんどないのでなかなか痩せないのは当然です。
ですが以前の食生活よりは改善されているはずなので、太りにくくなったり太らなくなったというパターンも勿論あります。ダイエットの基礎を学んでいく準備期間として認識しておきましょう。
日常の行動を変える!カジュアルダイエットの過ごし方
カジュアルダイエットの大切なポイントは、あまり以前の生活と変えないことです。大きく変化をさせてしまうとそれが苦痛になって挫折に繋がってしまうからです。
なるべく同じような生活の中で改善できるポイントはないか探していきましょう。
朝や通勤時
朝食をドリンクやゼリーなどの液体にしていたら、ご飯や卵などの固形物を食べるようにしましょう。固形物は内蔵で消化する際エネルギーが使われ液体に比べて消費カロリーが多くなります。
通勤時、座れる状態でもできるだけ立っていましょう。とても基本的なことだと思いますが立ちっぱなしと座っている状態では明らかにカロリー消費が変わってきます。電車などで揺れる際体を保持するのに筋肉も使われます。
勤務中や作業中
事務所などでデスクワークの方は、立ってウロウロすることは難しいでしょうから座っているときに出来ることを探します。気がついたら背筋が丸まっている方は背筋を治す癖をつけましょう。この時腹筋にも力を入れておきます。その状態をできるだけキープし疲れたら休憩、また繰り返すだけでもかなり消費できます。腰痛や猫背対策にもなるので結構おすすめです。
エスカレーターやエレベーターは使わず階段を使いましょう。階段は足を上げる行為や体重を持ち上げる行為が重なる為、平行な道を歩くよりも遥かにカロリー消費が多いです。せっかくの消費を増やせるチャンスですから階段を使わないと逆に損位の気持ちでやると気持ちも楽にできますよ。
夜や帰宅時
夜は自宅でダラダラしたいですが、10分だけでいいので体のケアに時間を使いましょう。オススメなのは骨盤ケアです。骨盤や股関節のズレは一日中同じ姿勢でいると起こりやすいものです。日中仕事で座りっぱなしの方は特に骨盤のケアはしておきましょう。
全身のストレッチもかなり有効で真剣に取り組めばかなり汗をかきます。テレビを見ながらでもいいのでケアを行うと代謝もキープできカロリー消費も増えます。
帰宅時はひと駅分歩こうなんてハードルの高いことは言いません。しかし余裕があれば駅は変えずともルートを変えたり、わざと早歩きをして心拍数をあげたりと工夫をしてカロリーを稼ぎましょう。
自宅にダンベル等ある人は少しでいいので持って動くことからはじめましょう。ペットボトルでも代用できますのでなくてもできます。動かし方なんて間違っててもいいです。自分が続けられそうな運動で楽しい方が継続率は高いです。
まとめ
今回はカジュアルダイエットについてお話しました。
もう一度言いますが、このカジュアルダイエット自体に痩せられる効果はほとんどありません。普段から運動習慣や食生活の改善が必要な方が、スタートラインに立つために私が勝手に考えたものです。
今では情報が飽和していて、SNSやネットでは「それは違う!」「いい加減な事を言うな!」など頭ごなしに叩いてくる人もいますが、みなさん物知りで理想が高いです。
しかしそのハイレベルな情報を誰しもが欲している訳ではないということも事実です。低いハードルで楽しくやりたい人だっています。
そういった方もやっているうちにもっとハマってくれたら嬉しいなと思います。