ビタミンB12の4つの事【赤いビタミン】

ビタミンB12とは
ビタミンB12は水溶性ビタミンの一種で、別名「赤いビタミン」と呼ばれています。同じB郡である葉酸と力を合わせて、血液を作り出します。赤血球と同じ赤色をしているので赤いビタミンと呼ばれています。
主に補酵素として、アミノ酸、核酸の代謝に関わってくるビタミンです。神経の働きを正常に保つ役割があります。抹消神経が多く集まる場所としては、脳や脊髄などの中枢神経や目の奥の視神経などがあります。
例えば視神経で言えば、ピントの調整や視覚情報処理の働きを正常に機能させる為に働いているビタミンといったところでしょうか。
肩こりや首こりがひどい時は、ビタミンB12の不足による抹消神経のダメージによる可能性もあります。肩こりとビタミンに関係性があることもあまり周知されていない事なのでこの辺は盲点ですね。
推薦摂取量は成人で約2.4μgです。あさりでいうと3.8g程度で達成できる量です。なのでビタミンB12の摂り過ぎについて懸念しているかもしれませんが、過剰摂取による悪影響はありませんので安心してください。
ビタミンB12が足りないとどうなるか
血液をつくる際必要なビタミンなので不足すると、「巨赤芽球性貧血」という貧血の一種を引き起こす可能性があります。
その他では、うつ病や慢性疲労、息切れや動悸の原因にもなります。ひどい場合、神経障害や感覚異常なども引き起こす可能性があります。
ビタミンB12が不足しやすい人の特徴は、ベジタリアンやビーガンなど菜食主義の人です。ビタミンB12は「動物性食品にのみ」含まれています。
人はビタミンB12と溜め込むことが可能です。一定期間動物性食品を食べなくても溜めていた物で補填しますが、一切食べないビーガンは不足してしまいます。
ビタミンB12を多く含む食材
基本的に動物性の食品に含まれます。一部海苔にも含まれますが、海苔本体ではなく付着した微生物のものであると言われています。一日の摂取量も2.4μgと少ないので大量に摂ることを意識するよりもこまめに継続出来るかどうかを意識した方が良いでしょう。
ビタミンB12のおすすめサプリメント
普通に食事をしているなら特にサプリメントを使う必要はありませんが、菜食主義の方は確実に不足するのでサプリメントから摂取した方がいいですね。