葉酸の4つの事【造血のビタミン】
葉酸とは
葉酸は名前にビタミンとついていませんが水溶性ビタミンでB郡の一種です。
葉野菜に多く含まれ、光や熱に弱いビタミンです。
赤いビタミンと呼ばれるビタミンB12と共に赤血球をつくるので「造血のビタミン」とも呼ばれています。
葉酸は主に補酵素としての役割を果たします。また、核酸やたんぱく質の合成を促進し、細胞の生産や再生の補助をしてくれます。体の発育にも重要なビタミンです。
妊婦の方は葉酸を沢山摂取することで、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができます。妊婦でなくても女性は特に血液を失いやすいですから積極的に摂ったほうがいいビタミンです。
腸内細菌からも微量ではありますが生成されます。しかし十分な量を摂取するには食事から摂ったほうがいいでしょう。推薦摂取量は、成人で約240μg/日です。
葉酸が足りないとどうなるか
葉酸が不足すると、血液がつくれなくなりビタミンB12と同様、巨赤芽球性貧血を引き起こします。また動脈硬化になる可能性もわずかながらあります。
また、胎児の生育に不可欠のため、妊娠している方は葉酸が不足しがちです。不足してしまうと胎児の神経管閉鎖障害や無脳症を引き起こします。
葉酸を多く含む食材
主に、葉野菜や藻類、肉類に多く含まれています。オレンジジュースやバナナには葉酸を吸収可能な成分に変える酵素を阻害してしまう物質が含まれているため、注意が必要です。
葉酸のおすすめサプリメント
葉酸は水に溶けやすく、光や熱にも弱いため調理や保存に気をつけないといけません。サプリメントで摂るようにすれば保存などに困らないので効率的です。
妊婦の方は特に葉酸の他にも、血液の生産に必要な鉄分やビタミンB12を一緒に含んだものがおすすめです。