ビタミンCの4つの事【本当に足りてる?】
ビタミンCとは
ビタミンCは水溶性ビタミンの一種です。別名アスコルビン酸と言われ、骨や腱などの結合たんぱく質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。コラーゲンをつくるためには鉄分も必要です。コラーゲンがつくられる時に体内にビタミンCと鉄分が十分にある状態が好ましいですね。日頃からビタミンCを意識して摂り体内に貯蔵されている状態を維持しましょう。
人間の体はビタミンCを体内で合成する為に必要な酵素を持ち合わせていません。なので食事などで外から摂取する必要があります。その最低推薦量は成人で100mg/日と設定されています。いちごおよそ7個分に相当します。体内で合成できないビタミンを必須ビタミンと言います。
ビタミンCは水溶性の為、沢山摂っても余剰分は尿と一緒に排出されますから摂取量上限はありません。しかし万が一という可能性もあるので、1,000mg/日以上の摂取は推薦出来ないとされています。あくまでも推薦されないというだけなので気にしないでいいレベルです。実際売られているサプリメントは1,000mg/日の物がほとんどです。
最近はビタミンCの抗酸化作用が注目されていて、がんや動脈硬化の予防、老化防止に有効であることが期待されています。ビタミンCを継続的に摂取していないと老化が速まる可能性があります。最低でも一日100mg以上のビタミンCを摂るように心がけましょう。
ビタミンCを摂取するタイミングは一度に100mgを摂るのではなく、1日の内、3回に分けて摂るようにした方が体内にビタミンCが滞在する時間が増えて効果的です。一度に摂ると吸収されなかったものが尿と一緒に外に出てしまいます。
ビタミンCが足りないとどうなるか
ビタミンCが不足すると、コラーゲンの合成ができなくなる為、血管がもろくなり壊血病と言われる出血を起こします。その他は、いらいらしたり、顔色が優れなくなり、貧血や筋肉減少、心臓障害、呼吸困難などがあげられます。
また、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスや風邪などの病気に対する抵抗力がなくなってしまいます。
ビタミン不足は老化を加速させます。人間は酸素を利用してエネルギーを生成する過程で、常に活性酸素を生み出します。この活性酸素は体内のたんぱく質や脂質、DNAを酸化させます。抗酸化作用の強いビタミンCが体内にあれば活性酸素を取り除いてくれますが、不足していると活性酸素が取り除かれず体の細胞が酸化し老化を速めます。
喫煙によるビタミンの破壊もありますので、喫煙者は非喫煙者に比べて多くのビタミン量を摂る必要があります。一般的に喫煙者が老けて見えると言われているのはビタミンC不足による老化現象が加速した結果という事です。
ビタミンCを多く含む食材
主に野菜や果物にビタミンCは多く含まれています。その中でもアセロラが最も多く、続いてグァバ、赤ピーマンとなっています。しかしアセロラもグァバもとても身近とは言えません。
身近で手軽に食べられる野菜や果物の中から一般庶民である私の感覚で選びたいと思います。
ビタミンCのおすすめサプリメント
野菜や果物は保存や持ち運び、調理の問題点が多すぎるのでサプリメントから摂取する方がはるかに効率的です。
ビタミンCは加熱で失われます。
例えばビタミンCの為に、含有量の多いブロッコリーを食べているつもりでも茹でた際ビタミンは失われ、ただの緑の塊ですなんて事もあります。そうならない為にもビタミンはサプリメントから摂るのがおすすめです。