ナイアシンの4つの事【アルコールの代謝にも必要】
ナイアシンとは
ナイアシンは水溶性ビタミンでB郡の一種です。ニコチン酸とニコチンアミドを総称してナイアシンと言います。体内で、必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンからもナイアシンは合成されます。
主に脱水素酵素の補酵素として糖や脂質、たんぱく質の代謝に関与しています。アルコールの代謝にも関わってきますので、お酒を沢山飲む人はナイアシンも一緒に摂り入れましょう。
トリプトファンを60mg摂取するとナイアシンが1mg合成されます。ナイアシンそのものとトリプトファンから合成されたナイアシンを足したものが総摂取量(mgNE)となります。
推薦摂取量は成人で約14mgNE/日です。サプリメントでの過剰摂取による健康被害あるので一度の大量摂取は控えましょう。350mgNEを超えると注意が必要です。
ナイアシンが足りないとどうなるか
ナイアシンが不足すると、ペラグラという病気になることがあります。ペラグラとは赤い発疹ができる皮膚の症状や、口舌炎や下痢などの消化管症状、神経障害の3つの症状のことをいいます。
ただし、体内でも合成できるので普通の食生活を送っていれば欠乏症の心配はありません。
授乳中の方は少し多めに摂取する事が推薦されています。
ナイアシンを多く含む食材
主に魚介類、肉類、きのこ類に多く含まれます。これはアミノ酸であるトリプトファンの関係上たんぱく質含有量の多い食材が有利になっています。
ナイアシンは水溶性なので水に溶けやすいです。熱には強いのでスープや蒸したりしてビタミンが逃げないように工夫する必要があります。
ナイアシンのおすすめサプリメント
ナイアシンは食事で摂れますがその他のビタミンも一緒に摂るとなると食事だけではまかなえません。調理の過程で減少してしまったりするので、サプリメントでの摂取がきちんと量をとれて効率的です。